マツダと一部のLMP2チームは、すでに2019年のマシン供給について協議を重ねているとみられ、Sportscar365.comでは供給先のラインアップにマツダのドライバー育成プログラム“Mazda Road to Indy”の卒業生が加わる可能性を伝えている。
ドゥーナンは来季開幕戦のデイトナ24時間でワークス以外のカスタマーカーが存在し、そのための挑戦を強いられる可能性を認める。
「我々はこれまでに、かなり短い期間にマシンの開発や大規模な改良などをこなしてきた。そうした経験を基にブランドとしてできることをやっていくつもりだ」
「また、マツダは“ロード・トゥ・インディ”“ロード・トゥ・ル・マン”というふたつの育成プログラムを卒業したドライバーたちがトップカテゴリーで活躍することを目標としている」
「もしカスタマーチームを持っていれば、若い人材をそこに送り込むことができると考えているんだ」
現時点でDPiを走らせるメーカーはマツダを含めて4社となっているが、この内、GM傘下のキャデラックが開発したキャデラックDPi-V.Rは供給数を制限しているとみられており、来季に向けても現状の4台供給からその数を増やす可能性は低い。また、2018年からワークス参戦を開始したアキュラも現状を維持する見込みだ。
一方、ニッサンDPiについては、長年のパートナーであるテキーラ・パトロンの支援が終了するエクストローム・スピード・モータースポーツの将来を含めてまったく不透明な状況となっている。
