1周目に2台が姿を消したGTLMクラスでは、2ピット作戦を成功させたBMWチームRLLの25号車BMW M8 GTE(アレクサンダー・シミズ/コナー・デ・フィリップ組)がクラス優勝。同じく“亀作戦”で2位表彰台を獲得したポルシェ911 RSRを2.488秒差で振り切り、前戦バージニアに続く2連勝を飾った。

 ランキング首位で今戦に臨んだコルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC7.Rは上位2台とは対照的に正攻法でレースを戦い、グリッド順位と同じ3位でチェッカーを受けている。

 GTDクラスもGTLMクラス同様に2ストップ作戦を採ったチームが1位、2位を獲得した。

 第4戦ミド・オハイオ以来、2018年シーズン2度目のクラス優勝を狙ったマイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3(キャサリン・レッグ/アルバロ・パレンテ組)は、2度目のリスタート後にポジションを落としたものの、チェッカーまで残り30分というタイミングで2度目のピットへ。

 ここからレッグから交代したパレンテが残り10分を切ったタイミングで上位3台を次々にパスして首位を奪取すると、逆転タイトルに望みをつなぐトップフィニッシュを果たした。

 2位は5番手グリッドから順位を上げたパーク・プレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GT3 R。ポイントリーダーのポール・ミラー・レーシング、48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3は3ストップ作戦でクラス3位表彰台を獲得した。第11戦の結果、GTDクラスは86号車NSXと48号車ランボルギーニはわずか6点差で最終戦を迎えることなっている。

 今シーズン2勝を挙げている3GTレーシングのレクサスRC F GT3勢は、6番手スタートの14号車がクラス10位、僚友15号車はスタートグリッドからひとつ順位をあげる7位でフィニッシュした。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの次戦、2018年シーズン最終戦プチ・ル・マンは10月12~14日、ロード・アトランタで10時間レースとして開催される。

初優勝を飾った前戦バージニアに続き2連勝を達成した25号車BMW M8 GTE
初優勝を飾った前戦バージニアに続き2連勝を達成した25号車BMW M8 GTE
ポルシェGTチームの912号車ポルシェ911 RSR
第4戦以来のクラス優勝を飾った86号車アキュラNSX GT3
第4戦以来のクラス優勝を飾った86号車アキュラNSX GT3
パーク・プレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GT3 R
パーク・プレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GT3 R
IMSA WSCC第11戦ラグナ・セカ スタートシーン
IMSA WSCC第11戦ラグナ・セカ スタートシーン

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