ELMS:ユナイテッドAS、短縮レースを制し2018年初優勝。Gドライブが戴冠でル・マン招待枠獲得
その後もたびたびSCが出るなかで各チームが1回めのピットストップを終えると、2番手スタートから一時は順位を下げていた22号車リジェがトップに立つ。アルバカーキ駆る22号車リジェは次第に雨が強まるなかでもリードを築くと、スタートから1時間40分後に出されたSC、そこから約25分後に提示された赤旗によってその順位を固め、赤旗終了が宣言されると同時に今季初優勝を手にすることとなった。
総合2位はニコラ・ラピエールを擁するドラゴンスピードの21号車オレカ07が入り、もうひとつの表彰台枠はパニス・バルテズ・コンペティションの23号車リジェJS P217・ギブソンが獲得した。
ポイントリーダーとして第5戦を迎えたGドライブの26号車オレカは最終的に12位で完走。しかし、ランキング2番手につけるレーシング・エンジニアリングの24号車オレカ07・ギブソンが7位に終わり、両者のシリーズポイント差が最終戦で獲得できる最大ポイントの26点以上となったことから、第6戦を待たずにルシノフとピッツィトーラがドライバーズタイトルを決め、Gドライブがチームタイトルを獲得した。この結果、チームは2019年のル・マン24時間レースの自動招待枠を獲得している。
3クラス中最多となる合計18台が出走したLMP3クラスでもユナイテッド・オートスポーツが優勝。同チームの2号車リジェJS P3・ニッサンを駆るジョン・ファルブ/スコット・アンドリュー組が表彰台の頂点に立った。
GTEクラスでは、ファビオ・バビーニ、ブレッド・カーティス、リカルド・ペラ組のイビモータース、80号車ポルシェ911 RSRがクラス優勝を飾っている。
ELMSの次戦第6戦ポルティマオは10月26~28日、ポルトガルのアルガルベ・サーキットで行なわれる。