ユナイテッド・オートスポーツは現在、イギリスにおけるオンローク・オートモーティブ製リジェLMP2、LMP3カーの公式輸入代理店を務めている。
そのことから同チームはリジェユーザーとして各シリーズを戦っているが、ブラウンはライバルに対して著しい性能差が見られた場合には異なるコンストラクターのシャシーを使用することも辞さない構えだ。
現在、フランスのオレカ、リジェ、イタリアのダラーラ、アメリカのライリー/マルチマチックという4つのコンストラクターが製造するLMP2カーは、その競争力の高さからオレカが市場の多くを占めている。これを管理するFIA国際自動車連盟は、2018年シーズン前にオレカ以外の3メーカーに対して“ジョーカー”を与え、性能が横並びになるよう調整を行なった。
ブラウンはこの動きを今後も注視していくとともに、リジェに与えられた追加のパフォーマンスに期待している。
「到底勝てないと思うメーカーとは提携しない。来年のレースに出ようとしているのは勝てると思っているからだ」
「それでも、万が一ライバルと競争できないことが分かれば、その時はシャシーを変更するだろう」

