WEC世界耐久選手権で5号車トヨタTS050ハイブリッドをドライブするアンソニー・デビッドソンが、テストでの肋骨負傷により、今週末の第5戦メキシコシティを欠場する。
イギリス出身で現在37歳のデビッドソンは、8月中旬にフランス・マニクールで行われたプライベートテストでクラッシュ。この際に肋骨に怪我を負っていた。
WEC初開催となるメキシコ・ラウンドに向け、追加のフリープラクティスが行われた木曜日、90分のセッションに臨んだデビッドソンは、この際に体調不良と不快感を訴える。そのため、チームは予防措置として今週末のイベントにデビッドソンを参加させない方針を固めた。

トヨタのスポークスマンは「アンソニーは基本的には大丈夫だ。もし今週末がチャンピオンシップを賭けた1戦であったなら、彼はコクピットに座っていただろう」と説明する。
「しかし、我々は(9月17日決勝の)次戦オースティンに向けてのリスクを取るようなことはしたくなかった」
「なぜならテキサスは非常に高温で、必ず3名のドライバーが必要になるからだ」