更新日: 2016.09.02 15:42
TOYOTA GAZOO Racing WEC第5戦メキシコ 6時間公式練習レポート
2016年9月1日(現地)
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
WEC第5戦メキシコ6時間公式練習
TOYOTA GAZOO Racing、初走行のメキシコ初日に厳しい洗礼
9月1日、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦メキシコ6時間レースが開幕した。TOYOTA GAZOO Racingにとっては厳しい試練となったものの、明日に向けての手応えもつかめた初日となった。
TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ)
合同テスト:6番手(1分31秒159)、27周
公式練習第1回目:5番手(1分27秒901)、41周
公式練習第2回目:5番手(1分26秒714)、45周
TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
合同テスト:5番手(1分30秒790)、19周
公式練習第1回目:出走せず
公式練習第2回目:出走せず
初サーキットでレースが開催される場合に設けられる合同テストが午前9時から始まったが、そのセッション中にステファン・サラザンが駆る#6号車がスピン、ピットウォールにヒットするアクシデントが起こった。
この事故で#6号車はモノコックにダメージを被り、初日午後に予定されていた2回の公式練習を走ることができなかった。#6号車はモノコックを交換、2日目の公式練習3回目及び公式予選に間に合わせるべく修復作業を行っている。
#6号車のアクシデントに加え、#5号車のドライバーの1人アンソニー・デビッドソンがメキシコのレース参加を見送った。デビッドソンは先月フランスのマニクールで行われたテストで負った肋骨の打撲が完治しておらず、参加を諦めざるを得なかった。
午前中に行われた合同テストでは怪我の回復度を見るために数周ドライブをしたが、完璧な状態とは言えなかった。メキシコのレース参加を諦めた理由のひとつは、9月17日に行われる次戦オースティンに向けて傷を完治させるため。オースティンは高い気温が予想され、3人のドライバーが交替でドライブする必要があるからだ。