更新日: 2018.11.12 19:43
WEC:トヨタ、2018年最終レースで4勝目狙う。ライバルのタイム向上に「僕たちもミスは許されない」と可夢偉
可夢偉のチームメイトであるコンウェイは「今からシーズンの後半戦というのが少し信じ難いけど、つまりはこれからも多くのトロフィーとポイントを獲得するためチャンスがあることを意味している」と現在、獲得ポイントで先行する8号車組を捉える姿勢をうかがわせる。
「(小林)可夢偉とホセ(-マリア・ロペス)、そして僕の3人が富士で得た勝利という最高の美酒を、もう一度味わいたいというのはもちろんだけど、つねに努力を続けて最高のクルマを用意してくれているチームのためにも、またワン・ツー・フィニッシュを果たすことが最大の目標なんだ」
一方、自身3つめの世界選手権タイトル獲得を狙うアロンソは次のように述べた。
「上海も面白いレースになるだろうと思っており、楽しみにしているよ。チームのハードワークのおかげで、僕たち(8号車組)はチャンピオン争いで良い位置につけることができている」
「しかし、僕らの目標は上海でそのリードをさらに拡げることだ。いつもどおり、簡単なことではないだろうが、シーズン後半戦へ向けて、またワン・ツー・フィニッシュという完璧なスタートを切れるようプッシュを続けて行く」
そんなアロンソとブエミとともにマシンをシェアする一貴は、上海での戦い方について「トリッキーなコースレイアウトで、特に混雑時の追い越しが難しい」とコメント。
「遅いクルマの後ろに付いてしまうとタイムをロスしやすいですし、ラインを外すと多くのタイヤかすが待ち受けています」
「これらの要素もあり、さまざまなことが起こるエキサイティングなレースになることは間違いありません。ですから、レースの間も冷静さを保ちプッシュしながらも着実にレースを戦っていこうと思います」
4クラス合計35台、LMP1クラスではトヨタの2台を含む計8台が参戦するWEC第5戦上海は11月17日に予選が、翌18日に6時間決勝レースが行われる。