更新日: 2018.11.17 01:33
WEC上海:雨中の走行初日はトヨタ1-2も、LMP1ノンハイブリッド勢がコンマ4秒差に迫る
午後のFP2も天候は回復せず雨模様。ウエットコンディションのなかで現地15時00分にセッションが開始されると、各車がレインライトを点滅させながらコースインしていく。
序盤は7号車トヨタのコンウェイが2分03秒129というタイムを出して全体トップに。その後、レベリオン・レーシングの3号車レベリオンR13・ギブソンがトップタイムをコンマ5秒更新すると、さらに10分後に8号車トヨタを駆る一貴がこれを破り、前半終了時点のリーダーとなった。
セッション後半はタイムシートの上段に動きがないまま約40分が経過。残り4分を切ったところで、ようやく7号車トヨタのロペスが2分02秒259を出してトップが入れ替わった。この結果、FP1に続き、FP2でもトヨタがワン・ツーを維持している。
LMP2クラスでも終盤に順位が逆転し、暫定1番手となっていたシグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車アルピーヌA470・ギブソンを抑えて、FP1でクラス最速タイムをマークした37号車オレカがふたたびトップに立った。
LM-GTEクラスはAFコルセの51号車フェラーリ488 GTEエボ(ジェームス・カラド/アレッサンドロ・ピエール・グィディ組)が、2分14秒315というタイムでクラストップに。82号車BMW M8 GTEがコンマ6秒差で2番手となり、3番手に入ったアストンマーチン・レーシングの97号車アストンマーチン・バンテージAMRまでが2分14秒台をマークしている。
GTEプロクラスと同様に、アマクラスでもフェラーリが速さを見せ、ジャンカルロ・フィジケラを擁すスピリット・オブ・レースの54号車フェラーリ488 GTE(フィジケラ/トーマス・フロー/フランシスコ・カステラッチ組)と、上海ラウンドが現体制での“ラストレース”となるクリアウォーター・レーシング、61号車フェラーリ488 GTE(澤圭太/ウェン-サン・モク/マット・グリフィン組)がプロクラス車の間に割って入るかたちでワン・ツーとなっている。
WEC第5戦上海は17日、9時50分(日本時間10時50分)からFP3が行われたあと、14時00分(日本時間15時)から公式予選が実施される予定だ。