「素晴らしいクルマを仕上げてくれたチームに感謝します。午前中、コースがとても汚れていたのですが、予選セッションの間に良くなりました」とポールを獲得した予選をふり返った可夢偉。
「マイク(・コンウェイ)が素晴らしいラップタイムをマークした後、僕も再度アタックし、さらにタイムを更新することができました」
「自分のラップタイムには満足していますし、ポールポジションからスタートできるのはうれしいですが、明日の決勝レースはタフなものになると予想しています」
7号車の後半アタックを担当したコンウェイは「またポールポジションを獲得できてうれしいよ!」とコメント。
「僅差の戦いで、セッションが進むごとにタイムが塗り替えられ、新しいタイヤへと交換することでさらにラップタイムを縮めていったんだ」
「僕たちはセッションを通してレベリオンや、チームメイトの8号車トヨタよりも速いタイムを刻み続けることができた。先頭からスタートが切れるのはいつでも良いものだね。明日はこのポジションを守れるようにベストを尽くしたいと思う」
■中嶋一貴「ノンハイブリッド勢がとても速く、驚いた」
「7号車に対しては少しスピードが足りませんでしたが、予選ではベストを尽くしましたし、クルマの出来には満足しています」と語るのは8号車の一貴。
「驚くべきことはLMP1ノンハイブリッド車が非常に速かったことです。僕たちは予選用のハイブリッド・パワー・セッティングで走りましたが、彼らはほぼ同じペースでした」
「それがなければ負けていたかもしれません。明日のレースでは適切なタイヤ選択を行い、ミスなく走ることに集中します」と意気込みを語った。
そんな一貴のチームメイトであるアロンソは「予選をワン・ツーで終えることができたのはチームにとって非常に良い結果だと思う」とコメントする。
「ただ、ノンハイブリッド車とは非常に接戦で、予選用のセッティングに加えて、リードを保つため走行のたびに新品タイヤを使う必要があった」
明日の決勝については「雨が予想されているから、難しいレースになりそうだね」と語った。
WEC“スーパーシーズン”第5戦上海は、18日(日)11時00分(日本時間12時00分)に6時間レースのスタートが切られる予定だ。


