その後、11号車は後方からAWDのメリットを生かして追い上げてきたトヨタの2台にかわされるものの、バトンからアレシン、アレシンからペトロフとつないでチーム最高位タイとなる総合3位でフィニッシュ。LMP1ノンハイブリッド勢最上位でチェッカーを受けた。
一方、サラザン組17号車は、イサーキャンがレース終盤に強まった雨に足元を掬われ、最終コーナーの手前でクラッシュを喫した。この結果17号車はトップと13周差の100ラップを走行もリタイアに終わっている。
「予想どおり、上海での6時間レースは雨で難しい戦いになった」とレースを振りかえったバトン。
「このようなコンディションのなかでLMP1マシンをドライブするのは簡単ではないが、幸運なことに他の多くドライバーのようにスピンすることなく自分の仕事をやり遂げることができたよ」
「レベリオンの1号車、トヨタと首位争いができ全体的にいいレースだったと言える。個人的にも楽しかったよ。また、トヨタのみんなと一緒に表彰台に登れたことも素晴らしかった」
「今回、チームは本当にいい仕事をしてくれたと思う。僕たちにとってこれが初めてのトラブルフリーのレースだった。戦略についてもうまくいったよね。僕らは富士での間違いから多くのことを学んだんだ」
バトン、SMPレーシングが参戦する2018/19年WEC“スーパーシーズン”の次戦、第6戦セブリング1000マイル(1600km)は2019年3月15日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催される予定だ。


