最多8台がエントリーしたLMP3クラスは、レース序盤から激しいバトルが続いたが、最終的にこれを制したのはユナイテッド・オートスポーツの2号車リジェJS P3・ニッサン(クリス・バンコム/ガレット・グリスト/ウェイン・ボイド組)だった。
クラス2位は開幕戦ウイナーでランキングトップに立つインター・ユーロポール・コンペティションの13号車リジェが続き、エキュリー・エコス/ニールセン・レーシングの79号車リジェが続いた。
チャンピオンシップでは13号車が62ポイントでトップに。これを54ポイントのユナイテッド・オートスポーツ2号車と、43ポイントを獲得している同3号車が追いかけている状況だ。
GTクラスではティアンシ・レーシングの66号車アウディR8 LMSがスタートからリードを築くが、1回目のドライバー交代後には開幕2連勝中のカーガイ・レーシング、11号車フェラーリ488 GT3(木村武史/ケイ・コッツォリーノ/ジェームス・カラド組)がクラス首位を奪取してみせる。
その後11号車フェラーリはピット作業違反のペナルティや他クラス車両との接触があったものの、最終的にはティアンシ・レーシングのもう一台、88号車アウディに23秒差をつけてトップチェッカー。上海、富士に続き、チャンでもクラス優勝を飾った。なお、この勝利でフェラーリ488 GT3は通算200勝を達成している。
クラス2位以下は88号車アウディ、3位にスピリット・オブ・レースの51号車フェラーリ488 GT3、そして66号車アウディが4位というリザルトになった。
チャンピオンシップでは開幕3連勝を達成した11号車フェラーリがポイントを76に伸ばすも、戴冠決定とはならず。しかし、ランキング2位の51号車フェラーリとは24ポイント差となり、目標とするル・マン挑戦権へあと一歩に迫った。
各クラスのシリーズチャンピオンならびに、ル・マン24時間への自動招待チームが決定するアジアン・ル・マン・シリーズ2018/19年シーズン最終戦は2月24日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。




