更新日: 2019.01.27 13:17
デイトナ24時間:決勝前最後のプラクティスは18年王者が首位。マツダの2台もトップ5入り
昨年のデイトナ24時間を歴代最多周回数を更新して制した5号車は、前日に行われた予選でブレーキトラブルに見舞われたためアタックができず。決勝はクラス最後尾からのスタートとなることが決定している。
厳しい出だしを強いられるが、アルバカーキは「キャデラックDPiの信頼性とタイヤを長く保たせられるという点には自信があるんだ。長丁場のレースではそれに適したペースを作れると思っているよ」と自信をみせる。
一方、シリーズとデイトナの両方で2連覇を果たしているキャデラックのマシンには不安要素もあるようだ。
「だだし、純粋なスピードで言えば、僕たちはマツダやアキュラほどの速さがないと思う。どうしても最終セクターのすべての全開区間で0.2~0.3秒ほど引き離されてしまうんだ」
「信頼性やクルマのバランス、タイヤのライフを伸ばせる点では優れているとはいえ、そこは少し心配している。特にアキュラは脅威だ。彼らは予選でタイムを上げてきたが、それ以外ではいつも5番手あたりに留まっている。“何か”を隠し持っているんじゃないかな」
なお、この5号車キャデラックDPiは当初、アルバカーキ、ジョアオ・バルボサ、クリスチャン・フィッティパルディ、マイク・コンウェイという布陣で今戦に臨む予定だった。
しかし、助っ人ドライバーであるコンウェイが“トラブル”のためイギリスからアメリカに渡れず。そのため同チームはアルバカーキ、バルボサ、フィッティパルディの3名で24時間レースを戦うとアナウンスしている。
この他のクラスでは、PR1・マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンがLMP2クラストップに。GTルマン(GTLM)クラスは、フレデリック・マコウィッキがドライブしたポルシェGTチームの911号車ポルシェ911 RSRが66号車フォードGTを退けてクラス首位となった。
GTデイトナ(GTD)クラスはペドロ・ラミーがドライブしたスピリット・オブ・レースの51号車フェラーリ488 GT3が一番時計をマーク。ニック・キャシディ駆るエイム・バッサー・サリバンの12号車レクサスRC F GT3がクラス2番手につけている。
IMSAが50周年を迎える2019年に行われる第57回ロレックス・デイトナ24時間は、1月26日14時35分(日本時間27日4時35分)にスタートが切られる予定だ。