Report by Masahiko Amano / Amano e Associati

 リッキー・テイラー、エリオ・カストロネベス、アレクサンダー・ロッシ組の7号車アキュラARX-05は予選3番手からひとつ順位を落とした4位でゴール。ポールスタートだった6号車アキュラDPiは、9周遅れの9位という結果に終わった。

 また、マツダ勢は予選7番手だったハリー・ティンクネル、オリビエ・プラ、ボマリート組の55号車がトップから2ラップダウンの6位に。予選2位だった77号車は前述のトラブルによってクラス11位/総合37位となっている。

 GTル・マン(GTLM)クラスは、最後の最後でトップを奪還したポルシェGTチームの911号車ポルシェ911 RSR(パトリック・ピレ/ニック・タンディ/フレデリック・マコヴィッキィ組)が優勝。

 スタートから延々トップを走り続けたチップ・ガナッシ・レーシングの67号車フォードGT(ライアン・ブリスコー/リチャード・ウエストブルック/スコット・ディクソン組)は、レース開始11時間後に迎えた最後のピットタイミングでトップを明け渡してしまう。

 67号車フォードはクラス2番手で復帰したリスタート後、トップの座を奪い返すべく911号車ポルシェの背後につけるが、ブリスコーがGTデイトナ(GTD)クラスのマシンと接触してスピンし、クラス6位まで転落。これに代わってチームメイトの66号車ジョーイ・ハンド、ディルク・ミュラー、セバスチャン・ブルデー組が2位でゴールすることとなった。クラス3位はヤン・マグヌッセン、アントニオ・ガルシア、マイク・ロッケンフェラー組の3号車シボレー・コルベットC7.Rだった。

 GTDクラスは8台がリードラップでゴールする大接戦で、これを制覇したのはGRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(ラルフ・イネイチェン/ミルコ・ボルトロッティ/リック・ブロイカーズ組)だった。

 クラス2位はマグナス・レーシングの44号車ランボルギーニ・ウラカンGT3。終盤、2台のランボルギーニは約1時間に渡ってテール・トゥ・ノーズの戦いを繰り広げたが、最後はデイトナウイナーの11号車が逃げ切っている。3位にはスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3が入った。

 マイヤー・シャンク・レーシングが走らせるアキュラNSX GT3 EVOは2台ともクラストップと同一周回でゴールしたが、カーナンバー86がクラス7位で、女性ドライバー3人(キャサリン・レッグ、アナ・ベアトリス、クリスティーナ・ニールセン)の乗った57号車が同8位。エイム・バッサー・サリバンのレクサスRC F GT3は12号車が2ラップダウンでクラス9位。14号車はクラス15位だった。

開幕2連勝を飾ったGRTグラッサー・レーシング・チームの11号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO
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2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング第2戦セブリング12時間 決勝結果(PDF)
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マイヤー・シャンク・レーシングの57号車アキュラNSX GT3
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