5度目のコーションの後、レースは残り22分で再開される。トップは6号車アキュラ、これに7号車アキュラが続きペンスキーのワン・ツー体制が築かれるが、リスタートから4分後、フェリペ・ナッセがステアリングを握る31号車キャデラックが7号車を交わして2番手となると、除々にトップとの差を縮めていく。
だが、キャメロンも負けじとペースを上げてこれを牽制。結局、ファイナルラップまで続いたバトルを6号車アキュラが0.820秒差で制し、前戦ミド・オハイオに続く2連勝を達成した。好ペースを見せながら首位を捉えきれなかった31号車キャデラックが2位、3位には7号車アキュラが入っている。
レース中盤にラップリーダーとなった77号車マツダはオリバー・ジャービスのスピンもあり総合10位でフィニッシュ。コア・オートスポーツの54号車ニッサンDPiは総合7位でレースを終えている。
GTDクラスではパーク・プレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GT3 Rがレース序盤をリードする。しかし、マイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3 Evoのクラッシュによって出された3度目のコーション明けに、エイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3に交わされ2番手に後退。
トップに立った14号車レクサスのジャック・ホークスワースはその後、危なげない走りで後続を抑えこちらも前戦に続く連勝を飾っている。また、レクサスは僚友12号車もクラス3位に入りダブルポディウムを獲得している。ポールシッターの73号車ポルシェは終盤追い上げるも、0.8秒届かず2位に終わった。
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦、第6戦グレン6時間は6月28~30日、ニューヨーク州のワトキンスグレンで行われる。




