LMP1に復帰するジネッタです。昨年のル・マン以来、久々の“再会”となりました。塗装はカーボンの上にステッカーを貼っただけの簡易的な仕様ですが、これはこれでカッコいい。よく見ると、ホイールにもカラーリングがされています。昨年のブルーのカラーリングも綺麗でしたし、ここは結構オシャレな感じがして好きです。
マシンをフロントから見ます。フェンダーとモノコックに挟まれた通称“グランドキャニオン”が深く、その曲線が美しいのもこのマシンの特徴かと。ぜひWEC富士にて、生でご覧いただきたいところです。その頃にはちゃんとしたカラーリングもされていることでしょう。
なにしろ、もう1台の6号車はそもそも「ほぼ真っ黒」の状態でピットに登場しまして、夕方までマシンの整備に追われておりました。マシンに貼るべきステッカーも、ご覧の状態。突貫作業で準備してきたことをうかがわせます。
そのジネッタですが、走行前日の時点でドライバーは2台で2名のみしか発表しておらず、ほかに誰が乗るのか……と注目されておりました。そんな折、ジネッタのトランポの前を通りかかると、その内部にSMP RACINGのシャツを着た人物を発見! 「撤退したんじゃなかったんかーい」と思いながら、誰だろうと探ってみると……。
ピットレーンでもそのシャツを堂々と着ているイゴール・オルジェフさんに遭遇。のちに発表されたエントリーリストで、ステファン・サラザンさんもステアリングを握ることが明らかになりました。それにしてもそのシャツを着るのはどうなのよ……。
今季は新たなカラーリングをまとうマシンも多いWEC。アストンマーティンのワークス勢も、大胆にカラーリングを変えてきましたね。ProとAmで見分けがつきにくくなりました(汗)