更新日: 2019.10.30 12:19
WEC:元ALMS王者のダイソン、ジネッタLMP1のパフォーマンスに「衝撃を受けた」
EoT(イクイバレンス・オブ・テクノロジー=技術の均衡)の大幅な見直しと“サクセス・ハンディキャップ”の導入によって、今季はノンハイブリッドLMP1カーとトヨタTS050ハイブリッドの間で「真の競争が繰り広げられる」とダイソンはまもなく開幕するシーズンを楽観視している。
「我々はそれがどのように揺れ動いていくのかを見なければならない」
「確かに、レベリオンは素晴らしいクルマを持っている。だが、ジネッタが作り上げたプロトタイプもまた素晴らしいものであると信じているんだ」
「良いレースになると思うよ。誰もパレードなんて見たくない」
「今季はFIA国際自動車連盟が、本当に新しいレースモデルだということを示した最初の年だ。現実的に(トヨタと)勝負ができるチャンスがあるならば、それは本当に良いシーズンといえるだろう」
「頭数合わせなんてまっぴらだ。そんな理由のためなら絶対に行きたくないね」
2010年代半ばから急速に高速化を果たした現在のLMP1カーをチェックしていたダイソンにとって、外から傍観し続けるのは難しかったという。
「現世代のLMP1カーは、少なくとも最近ではスポーツカーとして最高レベルのスピードとパフォーマンスを誇る」
「ここ数年、僕はこれらのクルマがどれだけ速くなり、どのレベルの性能に達しているのかを見てきたので、それを外から見ているだけというのは難しかった」
「今回、実際にテストに参加して、マシンをドライブする機会を得たことは、僕にとって励みになったよ!」
「しかし、これが非常に限定的で特別な時代であることは分かっている。だから、僕は僕たちのチームがこの場にいる間にレースを楽しみたいと思っているんだ」