更新日: 2016.03.22 19:30
セブリング12時間は残り15分で逆転劇。ESMのリジェLMP2が2連勝
ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC/旧USCC)第2戦セブリング12時間は現地時間19日、決勝レースが行われ、エクストリーム・スピード・モータースポーツ(ESM)のスコット・シャープ/エド・ブラウン/ヨハネス・バン・オーバービーク/ルイス・フェリペ・デラーニ組2号車リジェJS P2・ホンダがレース終盤に逆転劇を演じ優勝。開幕戦デイトナ24時間に続き、今季2勝目を飾った。
1月末に行われた開幕戦から、約1カ月のインターバルを経て開催された第2戦。今年で64回目を迎えたセブリング12時間の予選では、昨年も予選トップタイムを記録したオリビエ・プラがドライブする60号車リジェJS P2・ホンダがポールポジションを獲得。2番手に2号車リジェJS P2・ホンダが続き、LMP2勢がフロントロウを独占した。
迎えた決勝レースはスタートから3時間後、サーキット周辺に雷雲が広がり、落雷の可能性が出てきたため赤旗中断となってしまう。赤旗掲示から2時間15分後にレースは再開され、アクション・エクスプレス・レーシングの5号車コルベットDPがレースをリードしていく。その後、アクション・エクスプレス・レーシングの31号車コルベットDPも2番手に浮上し、ワン・ツー体制を構築していった。
レース残り20分を切ったタイミングで、0号車デルタウイングDWC13と50号車BMWパワー・ライリーDPがクラッシュ。フルコースコーションが出され、レースは一度リセットされる形に。そして、残り時間約13分で切られたリスタートで、総合4番手につけていたデラーニ操るESMの2号車リジェが、前を行く81号車オレカ・ニッサンを1コーナーでアウト側からオーバーテイク。3番手に浮上すると、前を行くアクション・エクスプレス・レーシングの2台を追いかける展開となる。
レース残り7分で5号車コルベットDPをかわしたデラーニは、勢いそのままに7コーナーの飛び込みでトップの31号車コルベットDPのインをついてオーバーテイク。デラーニは、そのままリードを守りきり、トップチェッカー。2戦連続で優勝を飾った。2.926秒差の2位は31号車コルベットDP、3.94秒差の3位は5号車コルベットDPが獲得している。また、井原慶子がドライブしたマツダ・モータースポーツの70号車マツダ・プロトタイプは8位で完走を果たしている。
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