更新日: 2019.09.01 13:26
WECシルバーストン:小林可夢偉の驚速タイムでトヨタ7号車が開幕戦ポール獲得
フォードとBMWの撤退により3メーカーの戦いに戻ったGTE Proクラスでは、AFコルセ勢が1分54秒代前半に入れる圧倒的な速さをみせ、セッション前半からタイムシートのトップ2を占める。
そんななか予選セッションの折返しを迎えたところで、ポルシェGTチームの91号車ポルシェを駆るジャンマリア・ブルーニがスピンを喫す。この直後、91号車の左フロントタイヤがバースト。ボディカウルがコース上に散乱したことで、この回収のためにレッドフラッグが提示されることとなった。
仕切り直しの形となったセッション後半もフェラーリ勢の勢いは衰えず。アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド組51号車フェラーリ488 GTE Evoが1分54秒171でポールポジションを勝ち取ると、僚友71号車が0.131秒差でこれ続きAFコルセ勢が開幕戦で予選ワン・ツーを決めた。
地元イギリスメーカーのアストンマーティンは、97号車アストンマーティン・バンテージAMRが3番手となったものの、トップからは約0.8秒差とやや開きがある状況。4番手につけた91号車ポルシェ以下は1分55秒台の平均タイムだ。
Proクラスと同様に、ポルシェとフェラーリ、アストンマーティンの3車種が投入されているGTE Amクラスでは、新型アストンマーティン・バンテージAMRを投入したTFスポーツの90号車(サリ・ヨロック/チャールズ・イーストウッド/ジョナサン・アダム組)がポールポジションを獲得した。
2番手は前年度王者のチーム・プロジェクト1が走らせる56号車ポルシェ911 RSRがつけ、アストンマーティン・レーシングの98号車アストンマーティン・バンテージAMRがクラス3番手に入った。
ケイ・コッツォリーノも乗り込む石川資章のMRレーシング、70号車フェラーリ488 GTE Evoは、トラックリミット違反によりタイムが抹消されたこともありクラス8番手となっている。