更新日: 2019.09.02 12:16
WEC:トヨタ、TS050最後のシーズン開幕戦で1-2フィニッシュ。「ドライバーたちは難コンディションでも冷静だった」
「今シーズンは事前の予想どおり、LMP1のライバルたちと非常に接戦となっています。“サクセス・ハンディキャップ”が初めて導入される次戦の富士ではさらなる激戦が期待されます」
「ファンの皆さまには、今後激しさを増すLMP1のレースを、シーズンをとおして、ますます楽しんでいただければと思います」
村田代表の言葉にもあるように、今戦で好成績を収めたトヨタの2台は次戦富士でライバルに対してハンデを負う。また、優勝した7号車は、8号車に比べてより重いハンデが課されることになる。
その7号車をドライブした可夢偉は「完璧なシーズンスタートを切ることができた」と語り、「8号車とは、接近戦ながらフェアなバトルができましたし、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました」とレースを振り返っている。
TOYOTA GAZOO Racingドライバー6名のレース後コメントは以下のとおりだ。
●小林可夢偉(7号車)
「この結果は本当にうれしいです。完璧なシーズンスタートを切ることができました。僕自身のスティントは雨に見舞われたため大変でした」
「降雨の時間は短いのではないかと考えてスリックタイヤのまま走り続けましたが、予想以上に雨は激しく、かつ長く降ることとなり、ピットインせざるを得ませんでした」
「8号車とは、接近戦ながらフェアなバトルができましたし、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれました。この週末を通してTS050ハイブリッドは最高の仕上がりでしたし、ペースも良かったので、次戦富士が楽しみです」
●マイク・コンウェイ(7号車)
「母国レースで勝つことができ、最高の気分だ! これまでずっと、このレースでの勝利を目指してきましたがなかなか達成できず、本当に長い時間がかかったよ」
「変わりやすいコンディションのなかでも着実に走り切ってくれたチームメイトに本当に感謝している。我々の7号車は、レース中ずっと8号車の追撃を受けていた。つねに接近戦を繰り広げていただけに、ようやく得られたこの勝利は格別だね」
「特に金曜日にモノコックの交換をすることになりながらも、この最高のクルマを用意してくれたチームに感謝している。今日の勝利は彼らのものだ」
●ホセ・マリア・ロペス(7号車)
「チームにとって最高のシーズンスタートになった。チームメイトやLMP1クラスのライバルと接戦を繰り広げることとなり、とてもタフなレースだったよ」
「コンディションがめまぐるしく変わるなか、マイクと可夢偉が素晴らしい走りで僕に繋いでくれたので、あとは最後、一貴とのバトルでそれを守り切るだけだけだった」
「シルバーストンはマイクのホームレースということもあって特別なレースだし、そこでトップを守りきってチェッカーを受けることができて本当にうれしいんだ!」