BMWチームRLLの24号車BMW M8 GTEがポールからスタートしたGTル・マン(GTLM)クラスではレース序盤に動きがあった。
2番手グリッドからスタートを切り首位の背後につけていたフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車フォードGTはスタートから18分後、ジェシー・クローン操る24号車BMWがターン2の立ち上がりで一瞬失速した隙を見逃さずオーバーテイク。その後、66号車はディルク・ミューラー、ジョーイ・ハンドとつないで114周目にクラストップチェッカーを受けた。
24号車BMWは首位から遅れること20秒後、クラス2位でフィニッシュ。その2秒後には3ピット作戦を採ったコルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC7.Rが続いた。なお、ランキング1、2位につけるポルシェGTチームの912号車と911号車ポルシェ911 RSRはペースが振るわずラップダウンのクラス7位、8位となった。
GTデイトナ(GTD)クラスではポール・ミラー・レーシングのブライアン・セラーズ/コーリー・ルイス組48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが他の追随を許さず完勝。ポール・トゥ・ウインで今季初優勝を達成した。これに次ぐクラス2位はスクーデリア・コルサの63号車フェラーリ488 GT3、3位にはクラス最後尾スタートだったマグナス・レーシングの44号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが入った。
日本勢はランキング首位でラグナ・セカに乗り込んだマイヤー・シャンク・レーシングのマリオ・ファーンバッハー/トレント・ヒンドマン組86号車アキュラNSX GT3 Evoがクラス8位。僚友の57号車NSXがクラス6位という結果に。また、2台のレクサスRC F GT3を走らせるエイム・バッサー・サリバンは14号車がクラス9位、12号車はクラス11位に沈んだ。
なお、今ラウンドが最終戦となったIMSAウェザーテック・スプリントカップは、パフ・モータースポーツの9号車ポルシェ911 RSRをドライブするザック・ロビションが初代王者の栄冠を手にしている。





