山下健太を擁するハイクラス・レーシングが挑むLMP2クラスは、走行初日から速さをみせているクール・レーシングの42号車オレカ07・ギブソン(ニコラ・ラピエール/アントニン・ボルガ/アレクサンデレ・コニー組)がLMP1カーに迫る1分48秒649というタイムでポールを奪った。
クラス2番手はジャッキー・チェン・DCレーシングの37号車オレカ、同3番手にはユナイテッド・オートスポーツの22号車オレカ07がつけた。山下もアタックを担当したハイクラスの33号車オレカ07は4番手だ。
フェラーリ、ポルシェ、アストンマーティンの3ワークスが激突するLM-GTE Proクラスは、アストンマーティン・レーシングの2台がセッション前半でワン・ツーとするも、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR(ミハエル・クリステンセン/ケビン・エストーレ組)がこれを逆転。1分59秒579というアベレージタイムでポールポジションを獲得した。
アストンマーティン勢は95号車アストンマーティン・バンテージAMRがトップから0.018秒遅れの2番手、僚友97号車が同0.028秒差での3番手となっている。
スポット参戦のプロトン・コンペティションを加え全12台での争いとなったLM-GTE Amクラスでは、2分00秒824を記録したチーム・プロジェクト1の56号車ポルシェ911 RSR(エギディオ・ペルフェッティ/デビッド・ハイネマイヤー・ハンソン/マッテオ・カイローリ組)がクラスポールを奪取した。アストンマーティン・レーシングの98号車アストンマーティン・バンテージAMRがクラス2番手につけ、同3番手にはデンプシー・プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRが入っている。
石川資章のMRレーシングは、ケイ・コッツォリーノとオーナードライバーの石川が70号車フェラーリ488 GTE Evoでアタックを行い2分02秒602をマーク。クラス7番手につけた。
WEC“シーズン8”第3戦上海4時間レースの決勝は10日(日)、12時00分(日本時間13時00分)にスタートが切られる予定だ。



