「ポールポジション争いには加われないだろうと思っていたので、僕たちは新品タイヤを1セット決勝レースへ向けて残すという決断をした」とはハートレーの言葉だ。
「アタックラップ1周目は、ピットアウトしてきた車両が直前に出てくるなど、コース上の混雑に阻まれたため、一旦アタックを諦め残り1周に掛けたんだ。けれど、いくつかの小さなミスをしてしまった」
セカンドロウの4番手を獲得した7号車の可夢偉は「よくできた結果」と評した。
「結果を見て分かるとおり、僕らにとって苦しい予選でした。予選開始前から我々2台のTS050ハイブリッドはポールポジションではなく、2列目を争うことになるだろうと予想していました」
「4番手を取れたのはよくできたという結果ですし、後は決勝レースをミスなく、クリーンに戦い抜くことに集中しなくてはなりません」と語れば、チームメイトのコンウェイは「もう少し速く走ることも可能だったよ。だけど、明日のレースでも使用するタイヤを温存したんだ」とコメント。
「今までのレースのように圧倒的なペースは望めないけど、ライバルと接戦になれるよう、よいポジションを維持しながらのレースを展開したいと思う」と明日の決勝に向けた展望を語った。
WEC“シーズン8”第3戦上海4時間レースの決勝は10日(日)、12時00分(日本時間13時00分)にスタートが切られる予定だ。


