ポール・ミラー・レーシングのチームマネージャーを務めるミシェル・シモンズはSportscar365の取材に対し、ロアの期間中に予備シャシーをGRTに提供するという迅速な決断を下したと語った。
「彼らのクルマがひどい状態であることは分かった。それは誰も尋ねる必要なないくらいだった」とシモンズ。
「グラッサーはこの世界において素晴らしいチームだ思っている。だからこそ私たちは彼らを助けたんだ」
「このレースは困難な状況下で参加する必要はない。彼らはその時点で新しいシャシーでクルマを作り直さなければならなかったので、その時点で不利な立場にいた」
「我々は皆、同じブランドを共有しており、心配すべきことは同じだ。だからこそお互いに気を使い合わなければならないと考えているんだ」
シモンズは予備シャシーをグラッサーに貸与した後も、ポール・ミラー・レーシングの48号車のクルーはスペアパーツに制限を受けないと説明した。
彼は「今回の件は週末のレースに影響を与えることはない」と述べた。
「我々のチームにはまだ必要な場合に出せる予備のクルマがあり、新車もオーダーしてあるんだ」
「新しいクルマはセブリングでレースを戦う予定だ。まだそのクルマはここにはないが、いずれまったく新しいクルマが来ることが分かっていたから簡単に予備シャーシを手放すことができたんだ」

