松田次生と千代勝正、ジョシュー・バードン組が走らせる予定だった僚友35号車を走行初日に失ったKCMGのもう1台、18号車ニッサンGT-RニスモGT3はセクター1で全体ベストタイムを刻むと、2分03秒9403でフィニッシュラインを通過。この時点の暫定トップに躍り出る。
だが、そのタイムを暫定4番手につけたメルセデスAMGチーム・グループM・レーシング、999号車メルセデスAMG GT3を駆るラファエル・マルチェッロが0.1184秒更新。さらに、アルバロ・パレンテ操る60号車マクラーレンが2分03秒7802まで短縮してみせた。
その上を行ったのが地元オーストラリア人ドライバーのキャンベルが乗り込んだアブソリュートの911号車ポルシェだ。
シュートアウト予選の最後に登場した2019年大会優勝ドライバーのひとりはセクター1で全体ベストを記録。そのままの勢いでフィニッシュラインを駆け抜けたポルシェのタイムは2分03秒5554。2番手となった60号車マクラーレンにコンマ2秒以上の差をつけるラップで見事ポールポジションを獲得している。
予選3番手は999号車メルセデス、KCMGの18号車GT-Rはセカンドロウ4番手という好位置につけた。連覇を狙う1号車ポルシェは5番手、暫定2番手につけていたメルセデスAMGチーム・クラフト・バンブー・ブラックファルコンの77号車メルセデスAMG GT3は5番手からのスタートだ。
レーススタート前から“サバイバル”の様相を呈している2020年のリキモリ・バサースト12時間レース。注目の決勝レースは2月2日5時45分(日本時間3時45分)にスタートを迎える。



