90分レースの折り返しを迎えたところでフルコースコーションが導入され、各車の間隔がリセットされる。約5分間のセーフティーカーランの後にレースが再開されると、シュペングラーを先頭にフィリップ・エング(BMW M8 GTE)、キャツバーグが続きBMW勢がワン・ツー・スリーを形成する。
その後方ではスタートからトップ5圏内を走り続けるボルトロッティのフォードGTが4番手に。また、中段グループから追い上げてきたシェーン・ヴァン・ギスバーゲンのBMWが5番手につけた。
この頃、レース前半のリーダーであったプラカーは9番手からの巻き返しを図っていたが、ジェシー・クローン(BMW M8 GTE)との8番手争いのなかで彼のBMWと交錯。クラッシュを喫し勝負権を完全に失うこととなった。
上位陣ではレース残り時間18分となったところで、エングが周回遅れに引っかかったシュペングラーを交わして首位に浮上する。ところが、そのエングに悲劇が訪れる。
トップ浮上からわずか数分後、エングの目前で2台の周回遅れによるクラッシュが発生。これを交わしきれなかったBMWも大きなダメージを受けピットインを余儀なくされてしまったのだ。
このアクシデントでふたたび首位は返り咲いたシュペングラーはその後、2番手に順位を上げたキャツバーグと、ボルトロッティを交わして4番手から表彰台圏内へとポジションを上げてきたヴァン・ギスバーゲンのバトルを尻目にリードを拡大していく。
最後は約5秒のマージンをマネジメントしてVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカー王者の逆転を許さず、前戦セブリングに続く2連勝を飾った。ヴァン・ギスバーゲンはトップと1.7秒差の2位。キャツバーグが3位に入ったことでBMW勢がワン・ツー・スリー・フィニッシュを達成している。
4位はボルトロッティ、5位にはポルシェ911 RSRをドライブしたアイハンキャン・グーベンが入り、不運に泣いたエングは6位でのフィニッシュとなっている。予選7番手からスタートした道見真也(フォードGT)は、序盤に大きく順位を落としたものの10位まで順位を挽回してみせた。
IMSA iRacing Proシリーズの次戦、第3戦ミド・オハイオは4月30日(木)に開催される。



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