レースはポールポジションからスタートした4号車メルセデスが独走優勝。この新型メルセデスは途中、セーフティカーが導入されたのにも関わらず、後続に10秒以上のマージンを築いて余裕のポール・トゥ・ウインを飾った。
2位は32号車アウディR8 LMS(ベルジャン・アウディクラブ・チーム)の追い上げを僅差で振り切ったWRTエミール・フレイ・レーシングの14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3となり、以降3位以下6位までをアウディ勢が固めるリザルトとなっている。

13日の昼間に行われたレース2は、シルバーカップにエントリーしているサンテロックの26号車アウディがポールから好スタートを切ると、AKKA ASPの88号車メルセデスAMGやレース1勝者の4号車メルセデスを従え、スタート直後のアクシデントでセーフティカーが入った前半戦をリードしていく。
各車のピットイン後、その26号車アウディを88号車メルセデスが逆転しトップに浮上する。しかし直後、88号車を駆るティムール・ボグスラフスキが2コーナーで痛恨のコースアウトを喫し26号車が再逆転に成功する。
トップの座を奪い返したアウディはそのまま快走を続け、60分レースのトップチェッカーを受けた。88号車メルセデスは8.2秒差の2位。3位には3番手からスタートした4号車メルセデスが入っている。
富田組31号車アウディは8番手からスタートするも、またしてもレース開始直後のアクシデントの影響を受けてポジションダウンを余儀なくされ11番手となってしまう。しかし、前半担当のバン・デル・リンデがピットインまでにポジションを4つ上げて戻ってくると、ピットイン後には6番手となった。
チームメイトからステアリングを受け継いだ富田もこの順位を守り抜き、トップから12秒差の6位でフィニッシュ。5レース連続で入賞を果たすとともに選手権ランキングでは5位につけている。
GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの次戦・第5戦ザントフールトは9月25~27日に行われる。F1開催に向けて回収が行われたオランダでの戦いは、ふたたびスプリントカップの1戦として行われ、27日に2回の60分レースが予定されている。

