トヨタGAZOO Racingのテクニカル・ディレクターを務めるパスカル・バセロンは、序盤に1号車レベリオンのセナが記録した発揮したスピードに関して、トヨタは「はっきりと心配していた」と言う。

 セナはスタート直後のダンロップシケイン進入で、PPからスタートしたトヨタ7号車TS050ハイブリッドのマイク・コンウェイに対してマシンを並べようとしたが、ブレーキングゾーンではコンウェイがリードを守った。

 その後、1号車レベリオンはオープニングスティントの間はトヨタ2台のあいだで走り、コンウェイを追った。しかしピットストップでトヨタの8号車TS050ハイブリッドが1号車を逆転し、トヨタのワン・ツーとなった。

 バセロンは「我々はレベリオンに関して、ふたつの点で驚いた」と語る。

「まずは、ブルーノのペースに驚かされた。プラクティスの間、彼はチームメイトと比べて特段速くは見えなかった」

「彼がレースでファステストをマークしたのを見て、我々ははっきりと心配になった」

「その後、我々の把握していない理由により、レベリオンのペースは大幅に遅くなった」

「最初のスティントはブルーノの速さを非常に心配したが、そこから急激にペースが落ちるという面でも、驚かされることになった」

「タイヤのデグラデーションなのか、トラフィックの問題なのか……それは分からない。だがアベレージラップが我々の事前の予想ほど速くなかったのを見て、我々はとても驚いた」

終盤まで3番手を走行していた3号車レベリオンR13
終盤まで3番手を走行していた3号車レベリオンR13

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