ブラウンまたは、プジョーがLMHでの参戦を発表して将来のWECのトップクラスのグリッドがさらに賑わいを見せることについて、希望を与えられたと付け加える。
「我々には、間違いなく競争が必要だ」とブラウンは言う。
「私の意見としては少なくとも3つのマニュファクチャラーが必要だと思うが、すでにトヨタとプジョーがコミットしている。さらにアメリカでDPiに参戦しているメーカーも(LMDhに)参入してくるはずだ」
「我々はひとつやふたつのメーカーで争われる選手権に興味はないが、4つ、5つのメーカーが争う素晴らしい場となることを確信しているよ」
「我々が優先するのはWEC(への参戦)だ。ただ、アメリカは我々の重要なマーケットでもあるので、(IMSAの)デイトナやセブリングにはカスタマー、あるいはセミ・ワークス的な形態で参戦することをイメージしている」
「我々としてはインディカーが北米市場をカバーしているので、基本はWECに重きを置いたプログラムになるはずだ」
ブラウンはまた、マクラーレンがLMDhプログラムにコミットした場合、2023年か2024年に参入することになるだろうと述べた。
先日IMSAプレジデントのジョン・ドゥーナンが言及したように、LMDhのフルシーズンでの導入は2023年となる見込みだ。ただし準備ができたLMDh車両は2022年のシーズン途中からの参戦が許される予定で、そこではDPiマシンと争うことになる。
「2022年に向けて準備することはないと思う」とブラウン。
「2023年に向けて準備が整えるのであれば、2021年の前半までに決断を下す必要がある。2024年に向けて準備するなら、その決定は12カ月遅らせることができる」
