アウディ 2020スパ24時間 レースレポート
マティア・ドルディ/パトリック・ニーダーハウザー/フレデリック・バービッシュ組のアウディスポーツ・チーム・アテンプト・レーシングも、ピットストップやオーバーテイクで順位を入れ替えながらトップを走行していました。
最後の90分間に雨が非常に激しくなり、ポルシェの(ローヴェ・レーシングチーム)がアウディスポーツ・チーム・アテンプト・レーシングのマシンをオーバーテイクして首位に浮上。アウディスポーツ・チーム・サンテロックは、6番手に後退しました。
今回のレースでは、30号車のアウディスポーツ・チームWRTも3台目のアウディとして完走を果たしています。このチームは、レース開始直前に結成されたフェルディナント・ハプスブルク/デニス・マーシャル/マシュー・バキシビエールがコンビを組んで、14位でフィニッシュしました。
2回の優勝経験があるヴァンサン・ボッセ率いるチームから参戦した3台のアウディは、すべてリタイアとなりました。
ケルビン・ファン・デル・リンデ/クリストファー・ミース/ドリス・ファンスール組は、上位のポジションを走行していましたが、139周目にマシントラブルが発生、チャールズ・ウェーツのマシンは72周目にライバルに激しく衝突され、ベンジャミン・ゲーテのマシンはシルバークラスの4番手を走行していましたが、日曜日の朝にクラッシュして、それぞれリタイアを余儀なくされました。
アウディスポーツ・チーム・サンテロックの26号車はアクシデントで、アウディスポーツ・チーム・アテンプト・レーシングの55号車はライバルとの接触によるダメージでタイヤがパンクし、ともにリタイアとなりました。
スパ24時間レースは、全4戦で争われるIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの3戦目です。今回の結果により、アウディは、最終戦を残してマニュファクチャラーランキングの6位から3位に浮上しました。グローバルなGT3レースとしては唯一のこのチャンピオンシリーズは昨年同様、12月10日~12日に南アフリカで開催されるキャラミ9時間レースでシーズンを締めくくります。