更新日: 2020.11.09 19:01
WECバーレーン:勝ったほうが世界王者! TS050ハイブリッド最終レースはトヨタ内対決に
「我々はこのTS050ハイブリッドとともに、悔しさも喜びも経験しながら数々のレースで結果を残してきました。その歴史が終わってしまうことをチーム全員が寂しく感じています」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racingの村田久武WECチーム代表。
「今週末は、7号車、8号車、どちらのドライバーが世界チャンピオンとして次世代のレースに臨むことになるのかをしっかり見届けたいです」
「今シーズン、6人のドライバー全員が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたし、誰もがチャンピオンに値するドライバーだと思います」
「チームにとっても納得できるシーズンの締めくくりとなるよう、エキサイティングかつフェアな素晴らしいレースになることを楽しみにしています」
この他、WEC最終戦バーレーンに臨むTGR WECチーム各ドライバーのプレビューコメントは以下のとおりだ。
■7号車トヨタTS050ハイブリッド
●小林可夢偉
「TS050ハイブリッド、そしてLMP1というカテゴリーでの最後のレースを楽しみたいと思っています。サクセス・ハンディキャップで我々が僅かに有利ではありますが、2台のTS050ハイブリッドによる良いバトルができるでしょう」
「7号車、8号車ともにチャンピオン獲得を狙っていますので、お互いに限界での戦いになると思います」
「勝った方がチャンピオンですが、もちろんそれは簡単なことではありません。8時間はとても長いですし、最後までトラブルがないよう、クリーンなレースをしていく必要があります」
●マイク・コンウェイ
「我々が今シーズンに臨むにあたり、ターゲットとしたのは、ル・マン24時間レース優勝とワールドチャンピオン獲得のふたつだった。ということで、今週末バーレーンで我々が目指すべきものは明らかだ」
「今大会はサクセス・ハンディキャップの点で我々が僅かに有利ではあるが、8号車がそう簡単に勝たせてくれないことは分かっているし、チャンピオンになるためには勝つしかない」
「我々はすでに今季前半のバーレーン戦で勝利を挙げており、その再現ができることを望んでいる。そうすれば最高の形でTS050ハイブリッドのラストレースを祝うことができるだろう」
●ホセ-マリア・ロペス
「昨年7月にバルセロナのプロローグでシーズンスタートを切ってから、ずいぶん長い時間が経った気がするよ。あれからさまざまなことがあったが、ついにTS050ハイブリッドに別れを告げるときが来てしまった」
「もちろん僕たちにとって、バーレーンでの最終目標はチャンピオン獲得であり、それはこのレースに勝てば間違いなく得られるものだ」
「バーレーンのコンディションは昨年のレースとそれほど変わらないと思うし、同じハイ・ダウンフォース仕様で臨むことになるので、準備は万全だ」