更新日: 2020.11.14 12:04
WECバーレーン:TS050最後の予選は7号車トヨタに軍配。8号車の中嶋一貴は「決勝に照準」
予選後半のアタックを担当したロペスは「まず(タイトルに)1歩近づくことができたが、まだ我々にとって非常にハードな8時間レースが残っている」とコメント。
「風向きが頻度高く変わるので予選に向けたセットアップでは苦労した。大変な作業だったが、予選でのTS050ハイブリッドは最高だったよ。マイクが素晴らしいアタックを見せてくれたので『ポールを決めなくては』と思っていた」
「8号車の前でスタートできるのは良いことだけど、このポジションをレース終了まで死守したいと思っている」
一方、8号車の後半アタッカーを務めた一貴は、8号車がタイヤ摩耗に苦しんでいることを明かした。
「今回、予選はそれほど重要ではありませんので、我々としては完全に決勝レースに照準を合わせていました」
「8号車はロングランでのタイヤ摩耗に苦しめられており、厳しい週末となっています。予選も最高の感触であったわけではなく、決勝へ向けて新しいことを試す時間はもうありません」
「これからデータを確認し、決勝レースで最大のパフォーマンスを発揮できるよう頑張ります」
僚友のハートレーは「サクセス・ハンディキャップがあったので2番手になることは予想していた。クリーンなアタックラップだったが、決勝レースへ向けてタイヤを温存したんだ」とコメント。
「路面コンディションも簡単ではなく、風向きが変わりやすく、11月とは思えない暑さにも苦しめられた」
2017年のWEC王者は「明日の決勝レースですべてが決まるので、TS050ハイブリッドからすべてを引き出し、クリーンなレースを戦いたいと思います」と続けている。
トヨタTS050ハイブリッドにとって最後のレースとなる2019/2020年WEC第8戦バーレーンは11月14日(土)14時(日本時間20時)に8時間にわたる決勝レースがスタートする。