更新日: 2021.01.15 09:25
WEC:トヨタのドライバーラインアップは変更なし。「BoPを考えるとミスは許されない」と小林可夢偉
■セバスチャン・ブエミ(8号車)
「僕たちはこの新しい時代の到来を長く待ち望んできて、ついにハイパーカーで戦うことになる。これは驚くべきことだ。GR010ハイブリッドの完成に心から喜びを感じている。このクルマは素晴らしいルックスを持ち、体感からも素晴らしさが分かる」
「正直なところ僕はこのクルマが、ドライブしてこれほど楽しいものだとは想像していなかった。もっとGTカー的な乗り味を想像していた。しかし我々はLMP1の時代に多くのものを学び、それを改良して新型車に注ぎ込んだ。そのためこのクルマはプロトタイプカーならではのフィーリングを持ち、これほど速いクルマを走らせることができることを心から楽しんでいる」
「我々は最初のレースから勝つために走る準備が整っている。LMP1を受け継ぐことは素晴らしいことだが、我々は同じことをハイパーカーの時代でも築き上げていくつもりだ」
■中嶋一貴(8号車)
「技術的にもレースに対するアプローチの面でもまったく異なるWECの新時代に参加することはとてもエキサイティングなことです。新しいクルマでレースをすること、ステアリングを握って新しい感覚を得ることは、一人のドライバーとしては特別な体験です」
「このクルマはスタイルも良く、全開のレーススピードで駆け抜ける姿を観戦するのは壮観に違いありません。今年のシーズンはこれまでのどのシーズンよりも接戦の連続になるでしょう。ハイパーカークラスの誰もが勝利のために限界に挑みます。ドライバーだけでなくファンの皆様にとっても心躍る体験となるでしょう」
「これまでとは異なるアプローチでレースに臨む必要がありますが、ゴールは常に同じであり、今シーズンのターゲットは明確です。TGRにとって4回目のル・マン優勝を果たしワールドチャンピオンを獲得することです」
■ブレンドン・ハートレー(8号車)
「ファンの皆様はGR010ハイブリッドに嬉しい驚きを受けることになると思う。この車はLMP1とロードカーを合わせたようなスタイリングをしているからだ」
「WECのレースは常に新しいテクノロジーの開発の場だった。そして今はさらにロードカーとの関係性は近づいている。GR010ハイブリッドはお客様が体感するであろうことを垣間見せてくれる」
「ドライビングも最高で、特にハイブリッドシステムがもたらす4WD独特の感覚はドライバーにとって素晴らしい驚きだった。大きな違いは重量の増加とパワー、そしてダウンフォースの低下だが、それでもTS050ハイブリッドと同等のドライビングの喜びを与えてくれる」
「我々にとってTGRの歴史であるル・マンとWECでの勝利を重ねることが最高の喜びであり挑戦だ」
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