近年のインターコンチネンタルGTチャレンジやニュルブルクリンク24時間レースにおけるポルシェ911 GT3 Rの経験から、GTLMクラスからGTDクラスへの切り替えでもっともアジャストが必要なのはブレーキについてだとバンバーは言う。
「ABSを使ったブレーキングに、再び慣れてきたところだ」とバンバーは語った。
「それが慣れる必要のある、特別な点だ」
「GT3ではピレリタイヤには慣れているが、(IMSAで使う)ミシュランにはまったく慣れていない。僕らはそれに慣れる必要がある」
「また、20台のマシンでのレーススタイルも、少々異なる。僕らはこれまで、通常は6台のクラスで戦ってきたからね。GTLMではトラックポジションを失うことを、それほど気にする必要がなかったから、アグレッシブな戦略を採ることができた」
「だがGTDでは、4番手から20番手に転落することもある。これがダイナミックに異なるところだと思う」
「トラフィックも、より頻繁にマネージメントすることになるだろう。だけど、(先週デイトナで行なわれた)予選レースではそれほど悪くなかったね」
「GTDでの経験を持つドライバーたちは、学ぶべきことがある僕らに対してアドバンテージはあると思うけど、それほど大きな問題ではない」

渡航制限の影響により、ファントールは先週の公式テストの前に初めて直接チームと顔を合わせたという。
「過去4年間、ポルシェのGTLMチームとともに戦ったので、確かに少しの適応は必要だけど、知らない環境ではないからね」とファントール。
「いま僕は新たな人々、チームメイト、これまでとは異なるクルマに慣れているところだよ」
「いまのところ、すべてが順調に進んでいる。チームに加わる前から、パフ・モータースポーツとザカリーについては素晴らしいと聞いていた」
「僕らは、タイトルのために戦うことができる、非常にいい環境にいると思う。それが、確かなる目標だよ」