2021年のロレックス24ウイナーとなったフィリペ・アルバカーキは、レース終盤のバン・デル・ザンデのペースが自分よりも速かったことを認め、激しいトップ争いのなかで「つねにミラーをみていた」と述べた。
「僕たちが最速ではないことは分かっていた」と2020年のWEC世界耐久選手権LMP2チャンピオンは語った。
「トップに立ってディフェンスをして、片目でトラックを、もう片方の目でミラーを確認しながら全力でプッシュしていた」
「ランガーが背後に戻ってきたとき、僕は『彼のタイヤを使わせてグリップ力を低下させる必要がある』と考えていたんだ」
「自分のドライビングスタイルについて、いつも考えていた。もちろんそれはプッシュすることだけど、同時にフィニッシュしなければならない、ともつねに考えている」
「(ミラー越しに)彼がバスストップ(・シケイン)をどのように通過したのかが見えた。誰もがそれを見たと思うが、それがランガーだった。素晴らしいドライバーだ。彼はとても速く、彼を置き去りにしたくないと思ったよ」
「本当に素晴らしいレースだった。皆におめでとうと言いたいね」

