マクニール、エストーレ、リヒャルト・リエツとともに79号車ポルシェをドライブしたジャンマリア・ブルーニによれば、アクシデントの後、ポルシェのパフォーマンスは恒久的に低下していたという。
エストーレは15時間目にバスストップシケインでスピンし、広告ボードがコース上に散らばった結果、フルコース・イエローを招いている。
79号車は、クラストップのシボレー・コルベットC8.Rから10周おくれでフィニッシュした。
「決勝でのマシンは、木曜・金曜のプラクティスのときとは少し違っていた」とブルーニは語っている。
「何かの問題を抱えていたことは明らかだ。今回はいいパッケージだったのにね」
「残念ながら、スタート直前にすべてが吹き飛んでしまった。これがレースというものだ。だけど、このような24時間レースをすべきではない。残念だよ」
エストーレはレースの早い段階でフラストレーションを露にし、「信じられない! レースが始まる前に負けてしまった。僕はそこ(隊列のなか)でポールシッターがアクセルを踏むのを待っていた。そしたらBMWが前も見ずに全開にしてきたんだ! 信じられないよ」とツイートしている。
一方でBMWのシュペングラーは接触についての彼の見解を共有し、その結果彼のドライブする25号車にはドライブスルー・ペナルティが科せられている。
「意図的な動きではなかった」と説明したシュペングラーは、チームメイトのティモ・グロック、フィリップ・エング、コナー・デ・フィリピとともにクラス5位でフィニッシュしている。
「スタートでのインシデントについては、僕はIMSAでのいつものスタートのように、グリーンになったときにスロットルを踏んだ。でも僕と同時には前のクルマが加速しなかったので、残念ながら彼のマシンの後部に接触してしまった」とシュペングラー。
「彼を避けようとはしたが、彼をスピンさせるのには充分な衝撃となってしまった。少し不運な状況ではあったが、意図的なものでなかったことは間違いない」
「残念ながら、彼らの車にはかなりのダメージがあった。だが、これらは起こりうる出来事だ」
