終盤、ふたたびアタックが展開されるが、残り3分を切ってタイムがさらに続々とタイムが更新される。そのなかで、2分16秒862というF3に迫ろうかという驚異的なタイムをマークしたのは、F3、GTと何度もマカオを制したキャリアをもつ“キング”モルタラとなった。
「完璧なラップじゃなかったけど、いいアタックをすることができたと思うよ。僕たちアウディのワン・ツーで、いい1日になったと思う。最前列からスタートできるので、明日もこの位置でいたいね」とモルタラ。
2番手にはバンスールがつけ、アウディスポーツ・チームWRTがフロントロウを独占。3番手はバンバー、4番手にエンゲルという順位に、5番手にはフェニックス・レーシング/アウディ香港の#15 アウディR8 LMSを駆るニコ・ミューラーが続き、“ワークス”3チームに食い込んでみせた。
HubAuto Racingのフェラーリ488 GT3を駆る吉本大樹は、4周目に2分20秒977というベストタイムをマークし12番手へ。ワークス勢には届かないものの、当初のプランどおり予選で上位をうかがうポジションにつけた。

