セーフティカーは9周目に解除され、バンスールを追うポルシェ勢は首位を狙いにいくが、バンスールはしっかりと首位をキープ。上位はそのままの順位でフィニッシュし、バンスールが予選レース優勝、バンバー、エストーレというトップ3となった。
思わぬスピンとなったモルタラは、ピットに戻ってリヤウイングを修復した後、決勝レースに繋げるべく前を猛追。ただ、ファイナルラップでダリル・オーヤン(#99 ポルシェ911 GT3 R)と接触してしまっている。
HubAuto Racingのフェラーリ488 GT3を駆る吉本大樹は、「ローリングスタートのときの90km/hという速度がちょうどフェラーリと合っていて、蹴り出しが良かった」とスタートで好位置をキープ。予選13番手スタートから9位でフィニッシュし、20日の決勝に向けシングルポジションを獲得。マニュファクチャラー登録以外のマシンの4位となった。
「まだ課題はあって、ピレリタイヤは一度熱を入れて冷ますと柔らかくなるようで、レース中はいろんなところで底打ちをしてしまっていた。明日はみんなアグレッシブに来ると思いますが、スタートでしっかり順位を上げて、マニュファクチャラー登録車以外にもポディウムがあるので、そこに乗りたいですね」と吉本は翌日に向けて上位を見据えた。
