更新日: 2021.03.21 17:18
終盤のウイングトラブルに対処し辛勝のブルデー「クラッシュするかと思った」/IMSAセブリング12時間
リヤウイングのトラブルは、決勝中に5号車が遭遇した多くの事件のうちのひとつに過ぎなかった。
ボティエは8時間目にピポ・デラーニのアクション・エクスプレス・レーシング31号車キャデラックDPi-V.Rからの接触に耐えて生き残ったが、ターン1のウォールでダイブ・プレーンとノーズにダメージを受けた。
「ドライブしているときは、何が起こったのか、最初は本当に理解ができなかった」とボティエ。
「それから、壁の中で目を覚ましたような感じだった。衝撃がとても強かったので、ちょっと時間がかかった。デイトナでかなり激しくリヤからヒットされたときでさえ、1速ギヤに戻してクラッチを踏んだのにね」
「でも今回は31号車との衝撃も、ウォールとの衝撃もとても強かったので、クルマがまだ機能しているかどうかを確認する必要があると気づくまで、4〜5秒かかった」
「それから、クルマが大丈夫だと気づいたんだ」
「トリッキーなピット出口だった。僕は自分のラインをスピードを上げるために走っていたし、それ以外の何かをすることはできなかった。後ろに目は付いていないからね」
「最終的には、面白いことになった。僕らにはこれまで、ある瞬間まではすべてが順調、というレースがいくつかあり、少しアンラッキーだった」
「今日はいろんなことがありすぎたよ。48号車がロイックの目の前でスピンして接触してきたり、セブがリヤウイングの一部を失ったり……。でも、僕らはなんとかこれを成し遂げた。今日は“僕らの日”だったね」