ソルターズはWTRとMSRの両方にそれぞれ「独自のスタイル」があり、アキュラの新しい、しかし試行錯誤されたアプローチを補完するのに役立ったと述べている。
アキュラがALMSアメリカン・ル・マン・シリーズに参加していた2007~2009年までのプロトタイプレースでは、複数のファクトリー支援チームが同様の評価を得ていた。
ハイクロフト・レーシング(LMP1)とフェルナンデス・レーシング(LMP2)はどちらも、2009年シーズンにアキュラのマシンでタイトルを獲得した。その後、HPDのバナーの下で、よりカスタマー重視の運営方式に切り替えている。
トップクラスのプロトタイプレースにおけるアキュラのネームプレートは、2018年にチーム・ペンスキーによって復活。アキュラ・チーム・ペンスキーは翌2019年と2020年にかけて連続してDPiドライバー、チーム、メーカーのタイトル3冠を獲得した。
「ペンスキーは傑出していたが、ウェイン・テイラーとマイヤー・シャンクも素晴らしいチームだ」とソルターズ。
「彼らは皆、レースの進め方を知っている。それは(チームごとに)異なるが非常に似ている」
「それぞれに異なるニュアンスがあるが、ほとんどのレースチームは同じところを目指している。レース中にクルマをうまくセットアップし、ドライバーのためにクルマのバランスをとり、タイヤとクルマの面倒をみようとしているんだ」
「おそらくは、いくつかのキャラクターのせいでそこに差が生まれるのだろう。だが、それがいいんだ。私たちは皆、人間なのだからね」
「さまざまなタイプの人たちと仕事をするのはいいことだ。それはとても楽しいことでもある。ペンスキーのスタッフたちには驚かされたが、ウェイン・テイラーとマイヤー・シャンクの人々も同じように驚異的だ」

