その後、彼はベネトンF1チームのテストドライバーになり、1990年代後半にはスポーツカーレースへの挑戦を開始した。シボレーワークスであるコルベット・レーシングとギャビンの長い関係は2002年に始まり、ALMSアメリカン・ル・マン・シリーズでの4つのクラスタイトル、IMSAで1回のクラスタイトル、そして2002年、2004~06年、2015年のル・マンで成し遂げた計5回のクラス優勝につながっている。
また、彼の経歴にはセブリング12時間レース、プチ・ル・マン、デイトナ24時間レースでの勝利も含まれている。
「非常に幸運だった」と自身のキャリアを振りかえったギャビン。「僕はいくつかの素晴らしいチームとレースをした。F3にいたときはエデンブリッジ・レーシング、フォーミュラ・ファーストにいたときはフォルテックだ」
「しかし、僕の本当のキャリアを形作ってくれたのはコルベット・レーシングであることは間違いない。私がそこで一緒に働いた人々は素晴らしいエンジニアたちで、本当に素晴らしいグループだ」
「ゲイリー・プラット(コルベット・レーシングを運営するプラット・アンド・ミラーの創業者のひとり)と、長年プログラムマネージャーを務めていたダグ・フェハンがもたらしたのは家族的な雰囲気だった」
「長年のチームメイトであるトミー・ミルナー、ジョーダン・テイラー、大親友のアントニオ(・ガルシア)、ヤン・マグヌッセンなど最新世代のドライバーに至るまで、まさに家族のようだったよ」
「僕たちは多くの素晴らしい戦いと、たくさんの時間を過ごし、何度もル・マンに挑戦して一緒に何度も優勝する素晴らしい時間を過ごしてきた」
「プロドライブのアストンマーティンを相手にGT1カーで3連勝を飾り、ル・マンの表彰台の最上段に立ったことは僕のキャリア最大のハイライトであると言えるだろう」
「ル・マンでの5回目の勝利は非常に特別なもので、C7.Rをドライブしてジョーダンとトミーと一緒にそれを獲得したんだ」
「たくさんの素晴らしい思い出がある。僕はそれら大切にするとともにオリバー・ギャビン・ドライビングアカデミーで伝えていきたい考えている。また、それらの経験をお客さまと共有し、情熱を伝えていきたいと思っているんだ」


