ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.12.05 17:09
更新日: 2016.12.05 17:33

富士でアジアン・ル・マン第2戦開催。日本勢も活躍


ル・マン/WEC | 富士でアジアン・ル・マン第2戦開催。日本勢も活躍

 日本人ドライバーに目を向けると、ジェームス・ウインスロー/デイヴィッド・チャン/吉田広樹組1号車リジェJSP3(ジャッキー・チェンDCレーシング)がLMP3クラスで3位に入っている。

「今回の参戦はレースウィークに入って急に決まり、木曜日にシート合わせを行うくらいのドタバタ。日本のレースでは表彰台に立てませんでしたが、こうして世界のレースで表彰台に立てて嬉しい」と吉田は語った。

 GTクラスではケイ・コッツォリーノ/関口雄飛/コリー・ルイス組6号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(ヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング)が4位、澤圭太/マット・グリフィン/モック・ウエン・スン組#61号車フェラーリ488GT3(クリアウォーター・レーシング)が7位だった。

 今回、初のAsLMS挑戦を果たした関口は、「決勝のペースは自分の想像とは違うものでしたが、さまざまな要素が絡んでのことなのでまったく気にしていません。長いレースを接触やペナルティなく終えることができ、シリーズランキングも2位に上がったので非常に満足しています」とレースを振り返る。

 1台のみの参戦とはいえGTカップクラスで完走して優勝を手にした車椅子ドライバーの青木は、「ストレートではLMP3のクルマより速かったりして……。上のクラスのクルマにうまく抜いてもらうよう、ぶつからないように努めた」と言う。とはいえ、チームメイトとともに123周を走り抜いた事実は、夢のル・マン24時間参戦へ向けての大きな一歩となった。

急きょ参戦した富士のAsLMS第2戦で、LMP3クラス3位と貴重な戦力になった吉田広樹
急きょ参戦した富士のAsLMS第2戦で、LMP3クラス3位と貴重な戦力になった吉田広樹
カート以来、久しぶりに同じチームで戦うコッツォリーノと関口。当時と異なり同じクルマを操る
カート以来、久しぶりに同じチームで戦うコッツォリーノと関口。当時と異なり同じクルマを操る
二輪世界選手権で活躍しながらもテスト中の事故で脊髄損傷した青木拓磨。今度は車椅子で世界を目指す
二輪世界選手権で活躍しながらもテスト中の事故で脊髄損傷した青木拓磨。今度は車椅子で世界を目指す


関連のニュース