アウディ、スパ24時間レースで総合2位表彰台を獲得 54番グリッドから追い上げてトップと3.9秒差でフィニッシュ
◆ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・ファントール・/シャルル・ウィーツ組が2位
◆アウディはIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのマニュファクチャラーランキングをリード
◆スパレース開催100周年デザインの4台のアウディR8 LMSが大きな注目を集める
(ドイツ本国発表資料)
2021年8月1日、スパ/ノイブルク・アン・デア・ドナウ:スパ24時間レースがベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催され、アウディスポーツ・カスタマーレーシングが大きな感動を呼び起こしました。
この世界最大のGT3レースには、スパにおけるレース開催100周年を記念した特別なカラーリングを纏った4台のアウディR8 LMSが投入されました。スタート前、勝利はほぼ不可能と思われた32号車は、決勝レースで素晴らしい追い上げを見せて優勝争いを展開。アウディブランドに多くの注目と共感を集めました。
アウディスポーツ・チームWRTの32号車は、予選でのレッドフラッグにより、ポテンシャルを発揮することができず、すべてのチャンスを奪われていました。そのため、ファン・デル・リンデ/ファントール/ウィーツ組は、絶望的な状況からレースをスタートしました。しかし、最終的に、彼らはトップとわずか3.9秒で2位表彰台を獲得しました。
予選では、2回のレッドフラッグが出されたため、ベルギー人ドライバーのドリス・ファントールは周回を完了することができず、上位のグリッドを確保するチャンスを失ってしまいました。その結果、彼は、チームメイトのファン・デル・リンデとウィーツとともに、最後尾から3番目となる54番グリッドからスタートしました。
しかし、レース開始2時間後に降り始めた豪雨のなか、32号車のドライバートリオは、怒涛の反撃を開始。4時間後には、この3人のアウディスポーツドライバーは、総合4位までポジションを挽回していました。さらにレース終盤には、フェラーリと壮絶な優勝争いを繰り広げました。
レース終了52分前、アウディスポーツ・チームWRTは、ふたたび雨が降り始める直前に、レインタイヤに履き替える決断を下しました。雨が降り始めたとき、トップを走行中のフェラーリが再度ピットインしてレインタイヤを装着する必要がありましたが、その時点でファントールはすでに正しいタイヤを履いていました。しかし、セーフティカーによってギャップがふたたび大幅に縮小したことにより、ファントールは残り3周でふたたびフェラーリに首位の座を明け渡すことになりました。

