信頼性の観点から、チャンセッティは、グリッケンハウスが激しいブレーキの摩耗に苦しめられた前戦モンツァと比べ、ル・マンでは「はるかに良い位置」にあることを示唆している。

 WEC世界耐久選手権第3戦モンツァでは、7号車トヨタGR010ハイブリッドがトラブルに見舞われた際に709号車がトップに立ったが、その直後にブレーキ交換のためにピットインしたため、当時ドライブしていたデュマは数コーナーしかフィールドのリーダーを楽しむことができなかった。

 モンツァのレースでは僚友708号車のシフトに影響を与える電気系トラブルも発生し、グリッケンハウスの2台に対して信頼性への疑問が投げかけられた。

「このコースはブレーキに対する攻撃性が(モンツァに比べて)低いので、はるかに良い状態にある」と語ったチャンセッティ。

「また、我々はそれらをより良くセッティングにも成功している。テストデーのデータを詳しく調べる必要があると思うが、現時点ではそれほど悪くない」

「モンツァでの709号車は問題がひとつあっただけで、週末にかけて問題が山積みだったわけではない」

「信頼性の部分についてはクルマが若く、それほど多くのテストをしたわけではないが、それが高いクルマであると考えている。幸いなことに、このテストとレースウイークの間に決勝に向けてパッケージをセットアップするチャンスが増えた」

「だから今日はいい仕事ができたと思う。24時間レースのスタート時には我々のクルマが最高の状態に仕上がっていることを願っている」

ル・マン24時間レースのテストデーで最速タイムをマークした708号車グリッケンハウス007 LMH
ル・マン24時間レースのテストデーで最速タイムをマークした708号車グリッケンハウス007 LMH

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