LMP2クラスも前日に行われた予選で速さをみせたJOTAが好調を維持し、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ駆る38号車オレカ07・ギブソン(ロベルト・ゴンザレス/ダ・コスタ/アンソニー・デビッドソン組)が3分27秒950をマーク。ライバルを0.5秒近く引き離すタイムでポールポジションを獲得した。

 クラス2番手はチームWRTの41号車オレカ07、3番手にはオリビエ・パニス率いるパニス・レーシングの65号車オレカ07が入っている。

 LMGTEプロクラスは92号車ポルシェの離脱によって実質5台での争いとなり、まずはダニエル・セラがステアリングを握ったAFコルセ52号車フェラーリ488 GTE Evoが3分47秒063というタイムで暫定クラス首位に立った。しかし、セッション終盤に“伏兵”ハブオート・レーシングのドリス・ファントールが3分46秒682をマーク。これがクラス最速タイムとなり72号車ポルシェ911 RSR-19がGTEプロクラスのポールポジションを手にした。クラス3番手はコルベット・レーシングの64号車シボレー・コルベットC8.Rだ。

 LMGTEアマクラスはポルシェ勢がライバルに対して速さをみせ、クラス唯一の3分48秒切りとなる3分47秒987を記録したデンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSR-19(ジュリアン・アンドラウアー/ドミニク・バスティン/ランス・アーノルド組)を先頭に、GRレーシングの86号車ポルシェ911 RSR-19、チーム・プロジェクト1の56号車ポルシェがトップ3を占めている。

 ハイパーポールを終えた2021年のル・マン24時間は19日(木)のFP4を経て、21日(土)午前中のウォームアップに続き、同日16時(日本時間23時)に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる予定だ。

デンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSR-19
デンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSR-19
FP3でクラッシュを喫した8号車トヨタGR010ハイブリッドはボディワークを交換してハイパーポールに復帰。2番手タイムを記録してトヨタのフロントロウ独占に寄与した。
FP3でクラッシュを喫した8号車トヨタGR010ハイブリッドはボディワークを交換してハイパーポールに復帰。2番手タイムを記録してトヨタのフロントロウ独占に寄与した。
グリッケンハウス・レーシングの708号車グリッケンハウス007 LMH
グリッケンハウス・レーシングの708号車グリッケンハウス007 LMH
予選ハイパーポールで、各クラスのポールポジションを獲得したドライバーたち
予選ハイパーポールで、各クラスのポールポジションを獲得したドライバーたち

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