更新日: 2021.09.06 18:53
ランボルギーニ勢が3クラス全勝。スプリント王者は総合でも史上最速戴冠/GTWCヨーロッパ第8戦
ファイナルラップまで攻めた88号車メルセデスはトップまで1.2秒届かず2位。3位にはHRTの4号車メルセデスが入った。エミル・フレイ・レーシングの163号車、114号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが4位と5位だ。
その後方でアイアン・リンクスの51号車フェラーリ488 GT3 Evoと順位を争っていたチームWRTの32号車アウディR8 LMSが6位でフィニッシュ。同車のクルーで、前戦ブランズハッチでスプリントカップのタイトルを確定させたばかりのシャルル・ウィーツとドリス・ファントールは、スプリントカップとエンデュランスカップを合わせた総合選手権で2番手につけるラファエル・マルチェッロに対し、残りのラウンドで獲得できる最大ポイント数を上回る61.5ポイント差をつけたことから、ラスト2戦を残してオーバーオール・シリーズチャンピオン獲得を決めている。
シルバーカップを制したのは、総合8位/クラス首位でチェッカーを受けたエミル・フレイ・レーシングの14号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(アレックス・フォンタナ/ロルフ・イナイヒェン/リカルド・フェラー組)。プロ/アマクラスでは濱口弘が第2スティント担当したオレンジ1・FFFレーシングチームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo(フィル・キーン/ステファノ・コスタンティーニ/濱口組)がクラス優勝を飾り、このレースでは3クラスすべてでウラカンGT3 Evoが勝利を飾ることとなった。
シルバーカップに参戦している富田竜一郎のチームWRT、31号車アウディR8 LMSは予選で沈み後方30番手からのスタートとなったが、富田の最終スティントでの追い上げなどもあり総合16番手/クラス6番手でフィニッシュした。
GTWCヨーロッパの次戦第9戦は9月24~26日、スペインのバレンシアで行われるスプリントカップ最終戦だ。エンデュランスカップのラストレースはその2週間後、同じくスペインのカタロニア・サーキットで行われる。