SRO代表のステファン・ラテルは依然鈴鹿へ戻ることを望んでいるものの、それを復活させることができるかは地元のプロモーター次第であるとも認めている。モビリティランドは真夏の耐久レースを、スーパーGTの一戦として開催する可能性がある。
「鈴鹿がカレンダーに戻ることを切望しているが、2023年より前には実現しないことは分かっている」とラテルはSportscar 365に対し語った。
「我々は(来年)バサーストに戻ることができ、ひとまずハッピーだ。バサーストは、スパとともにインターコンチネンタル(シリーズ)が構築された場所である。その後、そこから(他のサーキットでの開催へ)向かう」
2017年までは、GTアソシエイションとモビリティランドが、スーパーGTの一戦として開催してきた鈴鹿1000kmレース。2018年からはIGTCの一戦として、鈴鹿10時間レースへとイベントが生まれ変わった。
GTアソシエイションが明らかにしている2022年のスーパーGTのカレンダーによれば、伝統的な8月下旬に鈴鹿でのレースが組み込まれているが、スーパーGT戦のレース距離が通常の300kmになるのか、1000kmという長距離戦になるのかは不明だ。
「いくつかの報道があるようだが、彼らは1000kmをやりたいのだろうか? 我々には分からない」とラテルは述べている。
「彼らが1000kmをスーパーGTで復活させることになったら、鈴鹿サーキットはそれを我々に知らせてくれると思っている。彼らが我々のもとへ来た当初、彼らは1000kmを国際的なイベントにしたがっていた」
もしこのイベントがスーパーGTにおける耐久戦へと回帰する場合、ラテルはアジア地域において別のIGTCイベントを探す以外に選択肢がないことを認めた。
「しかし、そのようになる(スーパーGTが1000kmレースを開催する)というインフォメーションは手にしていない」とラテルは語った。
