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投稿日: 2021.10.26 11:05

鈴鹿10時間復活を切望するアウディとメルセデス。SROはスーパーGTのレース距離を注視/IGTC


ル・マン/WEC | 鈴鹿10時間復活を切望するアウディとメルセデス。SROはスーパーGTのレース距離を注視/IGTC

 SRO代表のステファン・ラテルは依然鈴鹿へ戻ることを望んでいるものの、それを復活させることができるかは地元のプロモーター次第であるとも認めている。モビリティランドは真夏の耐久レースを、スーパーGTの一戦として開催する可能性がある。

「鈴鹿がカレンダーに戻ることを切望しているが、2023年より前には実現しないことは分かっている」とラテルはSportscar 365に対し語った。

「我々は(来年)バサーストに戻ることができ、ひとまずハッピーだ。バサーストは、スパとともにインターコンチネンタル(シリーズ)が構築された場所である。その後、そこから(他のサーキットでの開催へ)向かう」

 2017年までは、GTアソシエイションとモビリティランドが、スーパーGTの一戦として開催してきた鈴鹿1000kmレース。2018年からはIGTCの一戦として、鈴鹿10時間レースへとイベントが生まれ変わった。

 GTアソシエイションが明らかにしている2022年のスーパーGTのカレンダーによれば、伝統的な8月下旬に鈴鹿でのレースが組み込まれているが、スーパーGT戦のレース距離が通常の300kmになるのか、1000kmという長距離戦になるのかは不明だ。

「いくつかの報道があるようだが、彼らは1000kmをやりたいのだろうか? 我々には分からない」とラテルは述べている。

「彼らが1000kmをスーパーGTで復活させることになったら、鈴鹿サーキットはそれを我々に知らせてくれると思っている。彼らが我々のもとへ来た当初、彼らは1000kmを国際的なイベントにしたがっていた」

 もしこのイベントがスーパーGTにおける耐久戦へと回帰する場合、ラテルはアジア地域において別のIGTCイベントを探す以外に選択肢がないことを認めた。

「しかし、そのようになる(スーパーGTが1000kmレースを開催する)というインフォメーションは手にしていない」とラテルは語った。

2019年 IGTC鈴鹿10時間レース
2019年 IGTC鈴鹿10時間レース


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