LMGTEプロクラスは、3回のフリープラクティスでいずれもフェラーリ勢を上回るタイムを記録してきたポルシェGTチームが、ここでも速さをみせ、ケビン・エストーレのドライブで1分56秒144を記録した92号車と、ジャンマリア・ブルーニの91号車ポルシェ911 RSR-19がともに1分56秒台のタイムで最前列を固めた。一方、BoPに苦しむコメントを発しているAFコルセ陣営は1分57秒台のタイムを出すのが精一杯。52号車フェラーリ488 GTE Evoが3番手、僚友51号車フェラーリ488 GTE Evoは4番手に甘んじた。
日本勢も参戦しているLMGTEアマクラスでは、先週末のELMS最終戦ポルティマオでチャンピオンを獲得した、リノ・マストロナルディが60号車フェラーリ488 GTE Evo(アイアン・リンクス)を駆り、1分58秒918を記録したのちに1分58秒687までタイムを縮めクラスポールを確実なものとした。
このフェラーリに続いたのはポール・ダラ・ラナの98号車アストンマーティン・バンテージAMR(アストンマーティン・レーシング)。クラス3番手には56号車ポルシェ911 RSR-19(チーム・プロジェクト1)が入り、予選トップ3を3メーカーが分け合うかたちとなっている。
なお、日本勢は星野敏がアタッカーを務めた777号車アストンマーティン・バンテージAMR(Dステーション・レーシング)がクラス10番手、57号車フェラーリ488 GTE Evo(ケッセル・レーシング)は木村武史のドライブでクラス13番手となり、明日の決勝ではともに後方からの追い上げを図る。
WEC第5戦バーレーン6時間レースの決勝は30日(土)11時、日本時間17時にスタートが切られる予定だ。


