ポルシェLMDhは年内ロールアウトを目指し「タイトだが予定どおり」に開発中。ドライバーには“中国の新星”も検討か
ローデンバッハはドライバーラインアップ発表のタイムフレームについては詳細を明らかにしておらず、「まだ少し時間がかかる」ことを認めている。
「我々はドライバーのラインアップ決定に取り組んでいる」と彼は言う。
「誰がドライバーになるかを言うには、少し早すぎる」
「我々は常に、すでに我々とともにいるドライバー、我々が育てた若いドライバー、そしておそらくは外部からやってくるドライバーとを、組み合わせようとする。良い組み合わせを作ることが、非常に重要だと思う」
今季、アジアン・ル・マン・シリーズとELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズの双方でLMP2タイトルを獲得し、ポルシェモータースポーツ・アジア・パシフィックのセレクテッド・ドライバーとして最近契約したイーフェイ・イェについて尋ねられたローデンバッハは、この中国の新星が(LMDhドライバーの)議論の一部になる可能性があると述べている。
「彼がセレクテッド・ポルシェドライバーとして選出されたという事実は、彼にはポテンシャルがあると我々が考えていることを示している」とローデンバッハ。
「これが何につながるのかを語るのは、私にとって時期尚早だ。我々には大きな歴史があり、若手ドライバーを育成する範囲も広い」
「ワンメイクシリーズに始まり、その後は(911)GT3 Rに乗り、RSRまたはLMPまで上り詰めるといったドライバーを見るならば、それは想像できることだ」
「だが、彼が間違いなくLMDhに乗ると言うには、まだ早すぎる。我々に中国人ドライバーが加わるのは良いことだと思うので、ぜひ見てはみたいね」
「(ドライバーラインアップが)国際的であることは、常に良いことだ。私はそうなるのを見てみたいが、結局はドライバーは速くなければいけない。彼のパフォーマンスを確かめる必要がある。個人的には、彼がうまく成長していくことを願っているし、それ(LMDhドライバーになること)が起こるだろうと想像することができている。ただし何の保証もない。常にパフォーマンスが重要だ」