ミューラーは、2017年に上海インターナショナル・サーキットでオレカ07・ギブソンのステアリングを握ったことがあるものの、WECでのフル参戦の経験はなく、最初のフルシーズンエントリーに向けて準備を進めている。
スイスのドライバーは今シーズン、FIA GT3カーで争われたDTMドイツ・ツーリングカー選手権にアウディのカスタマーチームであるチーム・ロズベルグから参戦し、フォーミュラEにもスポット参戦した。
「この新しいチームの一員になることに、とても興奮している」とミューラー。
「チームと一緒に耐久レースの新しいチャプター(章)に参加できることに自信と誇りに思っている」
「ベクター・スポーツは新しい名前かもしれないが、その背後にはさまざまなレーシングシリーズで知り合った、かなりの数の人たちがいる。彼らは本当に有能な人たちだ。グループ内のモチベーションは高く、このプロジェクトには興奮している」
「将来を見据えて、WECとプロトタイプ耐久レースに参加するのは本当に素晴らしい時期だと思う。とてもエキサイティングでポジティブなことであり、この新しいプロジェクトで自分の仕事を彼らと組み合わせる機会を与えてくれたアウディスポーツに感謝している」
「僕たちは短期間で効果的な学習プロセスを確立し、勝利に挑戦できるようにしたいと考えている。サーキットでライバルチームを追いかけるのを楽しみにしているんだ」
シルバーストンをベースにプログラムを展開するベクタースポーツは、残りのドライバーラインアップと商業的パートナーシップを今後数週間のうちに発表する予定だ。
