2020年にポール・ミラー・レーシングのランボルギーニでデイトナ24時間に参戦し、クラス優勝を果たしているカルダレッリは、ランボルギーニはファクトリー・ドライバーの派遣を通じてこのレースに多大な努力を払っている、と述べている。
「過去のGTD……とにかく、GTDでは非常に強力なラインアップがあった」とカルダレッリ。
「カテゴリーの名前違うからという理由ではなく、(いまのGTDプロは)まったく異なるものになっている」
「以前には(異なる)ドライバー・カテゴライゼーションを混在させることができたし、それこそが(GTDという)カテゴリーの概念だった。だけど、過去5年分のエントリーリストを見れば、そこには多くのファクトリー・ドライバーが存在していたことが分かるだろう」
「これが“GTDプロ”になるという事実は、非常に権威を持つ。そこでは、完全なるファクトリー・ラインアップを組み上げることもできる」
「レースへのアプローチは、以前とかなり似たものになるだろう。本当に、最後の5時間が大事になる。そこから始まるんだ。このレースでマルコ、ミルコ、ロルフとマシンを共有できるのはとてもクールだね」

チームはエンジニアと数人のクルーについてFFFレーシングのファクトリー・サポートを受けているが、ボルトロッティは今週末に向けてチームが「強固な基礎」を手にしていると信じている。
「テストを行う機会がなかったので、ロア(公式テスト)で我々が発見したものには、本当に感銘を受けた。僕らは直接、デイトナに入ったんだ」とボルトロッティ。
「僕らは明らかに、ファクトリーから多くのサポートを受けている。それは明白だ」
「だが、チームの基礎も、本当にしっかりしていると言う必要がある。僕らは本当に良い基礎を手にしていると思う」
「僕らは将来を楽しみにしている。(予選レースで)目にしたように、それはたんに1レースの結果というだけでなく、チームとしての努力の賜物だ。レースウイークを通しての準備の成果だ」
「僕らにはコンペティティブなパッケージと信頼性のあるクルマがある。クルマは昨年から変わっていない」
「Evoになってから4年目のシーズンだし、僕らは2015年からウラカンでのレースを始めたから、多くの経験もある。クルマが僕らに何をもたらしてくれるのかは、分かっている」
「僕らはひとつのチームとして、強力なパッケージと優れた基礎を手にしていると思う」
カルダレッリは、次のように付け加えている。
「このレースで重要なのはスピードではなく、レギュレーションと戦略を理解することだと思う」
「初めてのレースでは、新しいスタッフをどのようにまとめるかを確認することが重要だ。パフォーマンスを追い求めることではなく、それが僕らの主な目標になると思う」
